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和気あいあいと注意喚起

まいどこんばんは

DogリフレOGGIです。

まずは最初に注意喚起から。

つい数日前のニュースなんですが、記事によると・・・

飲食店に看板犬として、ゴールデンレトリバーを置いていたのかな?

2階がドッグカフェって記事も読みましたが。

看板犬がお客様を噛んでしまったと。

で・・・こうなってくると、行政側も乗り出してくるわけで。

動物取扱業の中の、展示という登録を行わないといけませんよという話。

 

動物取扱業というのは、販売』『保管』『貸出』『展示』『訓練』『競りあっせん』『譲り受け飼育』

7つの業種を反復し、利益性を以て行う業の事。

販売・・・主にブリーダーさんや、ペットショップ。生体の売買を行います。

保管・・・トリミングサロンやペットホテル。飼い主さんから動物を預かる仕事。

貸出・・・ペットレンタル、繁殖動物の貸し出しなど。浜松市じゃあんまり見ないですけど、一部店舗で実施中。撮影モデルなどもこれ。

展示・・・猫カフェ、動物園、水族館、乗馬場、サーカスなど。動物を展示し見せることで利益を得る仕事。

※アニマルセラピー等はふれあいを目的とした展示行為に分類される。

訓練・・・しつけ教室、警察犬学校など。動物のトレーニングをして利益を得る仕事。

競りあっせん・・・動物オークション会場の運営資格。

譲り受け飼育・・・老犬・老猫ホーム。有償にて譲り受けて飼育する施設を運営する場合。

と、まぁ色々別れていて、それぞれにキーポイントってあるんですよ。

例えば、訓練しか登録の無い人は有償で犬を預かることができません。

預かるというのは、飼い主さんが不在になるということ。

飼い主さん不在でのトレーニングは保管の登録と訓練の2つが必要になります。

どちらが欠けていても違法。

お散歩代行するだけなら、保管が必要。

当店が、幼稚園を中断しているのもこれが理由。訓練の登録を受けていないので有償での活動が制限されます。

トレーナーさんが、保管の登録を持っていなくてこっそりお散歩代行などを営むってのは結構やってる人いますね。

こっそりついでに、預かってトレーニングまでしちゃって、結果逃がしてしまって大事に発展するってありましたね。

先日まで私が、愛護センターと展示についてワーワー言い合ってたのは上記の記事の件を想定していた話。

・2匹の犬を飼い犬として登録することにした。

・当店の登録は保管のみ

・2匹がお店に常駐すると、看板犬と成り得るため展示の取得が必要ではないか?

という状況。

長く話をしたんですけど、結局のところ登録しなくていいよ!という返事。正確には『現状で』という保険を掛けられた(笑)

看板犬の定義が定まっていないとか言われた時には、思わず笑ってしまったが。

実際のところは、前例を作ってしまうと広範囲に渡って一斉点検を必要とするからだと思う。

所謂、忙しい。手が足りないってことなんだと。

実際は『業』=仕事=金銭の発生

これが社会通念上の話だと思う。

犬という動物を看板(広告)とし、利用者を誘客し、利益を得る。

 

立派な展示業だろこれ(笑)

 

まぁ取得しなくていいっていうんだから、文句言うことないんだけど、本当は納得いっていない。

正直、これに違反しているお店も沢山あるのもよくわかってるんで、あんまり大きな声では言えないのかもしれない。

そういう意味では、ドッグランの経営ってやつも実は資格いらないんですよ(笑)

・ドッグランは飼い主さんが同伴する。(保管しない)

・ドッグランはしつけ教室ではない。(あくまでも場所の提供)

・ドッグランは動物を展示しない。(オーナーの犬はグレーゾーンということに。実際はアウトだとおもう。)

・ドッグランは貸し出さない、オークションをしない、譲り受けない。

ということで、ドッグランというのはあくまでも場所の提供をする仕事。

なので、動物取扱業は取得する必要が無いのですけど、並行してホテルやトリミング、しつけ教室を行うので登録するわけです。

実際、当店の場合は保管の登録を受けています。

で、ここからが大事。

法改正で登録要件が、実務実績1年以上 or 指定の専門学校以上を卒業 & 有資格

になったので、実務実績だけで登録をしていた人は期限までに資格を取らないと・・・登録消されます。

と・・・当店の場合、有資格&5年間の営業実績で『保管』は問題なし。

で、当店が新しく展示を取得するには・・・

常勤』の指定の専門学校卒以上で、有資格者を雇用する。

or

専門学校を私が卒業する

or

1年間、犬の展示を行っているお店で常勤として働く

 

という、なかなかのハードルが用意されているわけです。

官庁の学校出たから大丈夫理論は本当に辟易する(笑)

 

そもそも・・・動物産業のお給料しってます?

獣医以外は食べていけないって言われる由縁ですよ。

トリマーさんの募集要項見てみましょう。

支給額で、大体12万から24万とあります。

立ち仕事で、技術職で専門学校を卒業してこの値段です。

下手したら国保です。

開業するためにお金を貯めないといけません。

銀行の融資は、前年度の源泉を判断材料にされます。

動物産業で働いていて、技術は身についたが、融資が受けられなくて挫折したって話は沢山聞きます。

そこから、ナイトワークに数年入ってお金をためて開業した女性オーナーさんも居ました。

バイトをいくつも掛け持ちして、消費者金融とお友達のトレーナーさんも居ましたし。

まぁそれでも!って気持ちが大事だといえば、その通りですけど・・・

そんなことをやっていたら、本来社会で学ぶべき常識も欠落するだろうし、以前より言われている通り・・・

『動物産業に入る人は、人間とのコミュニケーションが取れない』

まさにこれ。

実際、この業界は入って思いましたが、やっぱり他の業種とはちょっと違う(笑)

もう慣れましたけど、社会常識って部分に期待はしてはいけない。

まぁそういう自分も進んで入りましたからそっち側なんでしょう(笑)

 

おっと脱線しまくったので、本筋へ話を戻します。

※沢山書いたあとで、話が逸れまくったので何度も書き直して、消すのが嫌になったので話を変えるのではない。

 

動物取扱業をこっそり営んでいる方には、正直ちゃんと登録をしてもらいたい。

業界の価値を高めるためにも必要だし、真剣に仕事に向き合っている人に対してあまりにも失礼。

究極的には、利用者がそういった諸々を判断材料にされない限り、この業界は良くならない。

これは、保護犬の殺処分も一緒。

いい加減な業者が悪い。それは大前提。

そういうことを知りつつも、便利であれば違法状態の施設を利用する。

このサイクルが、この業界の浄化が進まないものにしている根底にあるんですけどね。

 

あ・・・ちなみにですね!

浜松は日本一犬を飼育している率が高い地域で愛犬家が多い地域って、言ってる人がいますけどね。

ちょっとそれ違いますからね。

浜松の『登録犬数』約50000だったかな?

登録されてる犬が多いだけです。

産業犬だって含まれるんです。

ブリーダーが何人いて、どれだけの犬を飼育しているか知ってます?

登録されていない犬が物凄い数いること・・・知ってます?

動物取扱業者の一覧は、愛護センターのHPから見られますから見てみてください。

ちなみに、静岡市の登録犬数が38000くらいだったかな?

その他の地域は半分以下です。

6年くらい前に、狂犬病予防法違反で数人書類送検されてます。

『知らなかった』では済まされない時が着々と近づいています。

みんな気を付けてくださいね~。

 

って長々書いてたら他の事を書けなくなってしまったので、今日はここまで!

ありがとうございました!

 

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